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CADDATA製作事例:修正用治具

  • 執筆者の写真: HATAQ
    HATAQ
  • 6月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月29日

CADデータ設計サービスをご利用いただきました。発注者であるOleg Endo様の許可を頂きましたので紹介させていただきます。


  1. 内容

    今回、依頼いただいたのは、endosc.net にてSEGAのNomad用Modkitを製作販売されているOleg Endo様からのご依頼でNomad用の修正用治具”Sega Nomad Repair Fixture”を作製させていただきました。

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  2. 依頼内容

     依頼いただいたのはNomadをメンテナンスする際に、本体を安定させ、ボタンの誤動作を防止するための土台です。黒い部分はクッションでこちらは、OlegEndo様が加工されています。

     依頼内容とともにNomadの3Dスキャンデータを提供していただけました。本体が入手できない中このデータがあることで作成することができました。イメージとしては、上下各4か所を浮かせる。10mm程度持ち上げるとの仕様を頂きました。

     データからのオフセットはそのままできないので、”約”2mm隙で作成しています。

     最初に作成したデータがこちら

    ベースのみ
    ベースのみ
    モックデータとともに
    モックデータとともに
  3. 確認、再修正

     この状態で試作品を出力、試作品と設計費用をご購入いただき、確認していただきました。確認の結果、高さの変更、隙間の調整、サイズ感の統一など、ご指摘いただいた内容を織り込みました。

    修正後はこちら
    修正後はこちら
  4. 再修正

     修正品にて修正費用を請求させていただき確認。こちらで了承いただきました。この時点で、量産も依頼いただけることとなりましたので、プリント費用は無料とさせていただきました。


  5. 完成

     今回、Oleg Endo様は日本在住でしたが、やり取りは英語と、Google スプレッドシートで画像と依頼内容に関する履歴共有という形で進めさせていただきました。翻訳機能に大変お世話になりました。Google様様です。

     実際使用されている写真がこちらです。

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     今回の材料色はABSナチュラルです。


  6. 作っみて

     今回は置き治具に対して、3Dデータが入手できたことで実物がなくとも実施することができました。実物があれば、調整を含めたうえでの設計になるので試作回数はさらに少なくすることも可能かなとおもいました。さすがにNomadは買えないし、お借りするわけにもいかないので、輸送、確認、修正となりましたが、ご依頼いただける場合は現物支給も検討して設計コストを下げていただいてもよろしいかなと思います。お借りした場合製品と一緒に返却させていただきます。

     このようにある程度使用を頂ければ、形状の詳細は考えさせていただきますのでイメージだけでもご依頼お待ちしています。

     質問もお待ちしていますのでお気軽に問い合わせください。

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